鳴門市ドイツ館

鳴門市ドイツ館とは

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ドイツ館とは

ドイツ兵と地域の人々

その歴史は大正時代に遡ります。かつて鳴門市大麻町(当時の板野郡板東町)には、大正6年~大正9年(1917年~1920年)のおよそ3年間、第一次世界大戦時に日本軍の捕虜となったドイツ兵を収容した「板東俘虜収容所」が存在しました。
板東俘虜収容所では、所長である松江豊寿をはじめとした管理スタッフがドイツ兵の人権を尊重し、できるかぎりの自主的な生活を認めていました。そのため、ドイツ兵たちは元々優れていた技術を活かして様々な活動に取り組み、中でも盛んだった音楽活動においては、ベートーヴェンの「交響曲第九番」を、アジアで初めてコンサートとして全楽章演奏しました。また、ドイツ兵たちは地域の住民とも交流を深め、親しみを込めて「ドイツさん」と呼ばれるようになるほど打ち解けていました。こうしたエピソードから、板東俘虜収容所は模範収容所と評価されました。
鳴門市ドイツ館は、板東俘虜収容所で過ごしたドイツ兵たちの活動の様子や、地域の人々との交流の様子を展示した史料館です。ドイツ兵たちが板東でどのような生活を送っていたのか、地域の住民とどのように関わり合ったのか、なぜドイツ館が創設されたのかなどを、具体的に知ることができます。中でも、第九初演のエピソードが映像とロボットで語られる「第九シアター」は見所です。
是非一度、奇跡の歴史をその目でお確かめ下さい。

館内紹介

ドイツ館簡略図1F

インフォメーション

ドイツ館の窓口です。史料展示室への入館受付( チケット販売)もこちらで行っております。

ドイツ館の窓口

ミュージアムショップ

ドイツのお菓子や雑貨などを販売しています。ドイツ館でしか手に入らないオリジナルグッズもございます。

ミュージアムショップ

小会議室

団体のお客様の休憩室や、イベント開催時の控え室などに利用されることがある部屋です。普段は開放しておりません。

小会議室

大会議室(大ホール)

講演会やコンサート、特別展示など、主に催事の際に使用されるステージ付きの広い部屋です。普段は開放しておりません。

大会議室

ニーダーザクセン州展示コーナー

ドイツのニーダーザクセン州にまつわるパネル展示のコーナーです。ニーダーザクセン州には鳴門市と姉妹都市盟約を結んでいるリューネブルク市が存在しています。ニーダーザクセン州の文化紹介のほか、鳴門市とリューネブルク市の、交流の歴史も紹介しています。

ニーダーザクセンコーナー

ドイツ館簡略図2F

史料展示室

史料展示室では、板東俘虜収容所で過ごしたドイツ兵たちの当時の活動の様子や、地元住民との交流の様子を窺い知ることができます。収容所の全貌を再現したミニジオラマも設置されています。2階への入場には1階インフォメーションでのチケット購入が必要です。

資料展示室1 資料展示室2 資料展示室3
資料展示室4 資料展示室5 資料展示室6

第九シアター

ベートーヴェンの交響曲第九番は、大正7年(1918年)6月1日、アジアで初めて、板東俘虜収容所のドイツ兵楽団が開いたコンサートにて全楽章演奏されました。第九シアターは、第九アジア初演時のエピソードを、映像とロボットで紹介する展示です。10時より30分毎に16時30分まで、1日13回上映しています。

第九シアター

企画展示室

主に個展などの特別展示の際に使用される小さな展示室です。
普段は開放しておりません。

企画展示室

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板東俘虜収容所関係史料のユネスコ記憶遺産への登録を目指しています